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Hawaiian Koa
木目が大変美しく、また貴重な素材である「ハワイアンコア」をボディに使ったギターです。このギターには、三角フレットやビッグブロックなど、いくつかウォーレン独自のアイデアが盛り込まれています。
Hawaiian Koa

制作時期

1991年夏

ボディ

ハワイアンコア

ネック

メイプル

フィンガーボード

メイプル

ピックアップ

F:パフォーマンス シングルコイル
M
なし
R
セイモア・ダンカン JB

ブリッジ

フロイドローズ w/ビッグブロック

きっかけ
1st Hawaiian Koa
Performance Guitarには、10年以上寝かしておいた木目の美しいハワイアンコアがありました。そこで、それをボディ材に使ったギターを作ったらどうかとPerformance側からウォーレンに提案しました。ちょうどこの頃、ウォーレンも何か違う物・新しいサウンドを求めていたため、ハワイアンコアのギターを作成することになりました。ハワイアンコアは1980年頃流行っていた素材ですが、制作当時はハワイのコアの伐採が禁止されていたこともあり、貴重な素材となっていました。またギターのボディに使う木は水分があると変形してしまうのですが、10年以上乾燥させてあったこの木はとてもいいコンディションでした。
特徴
  • ボディはコルセアスタイル、ネックはフランクザッパシェイプ。(コルセアのページ参照)。
【三角フレット Triangle Fret】
  • このギターを制作する時、ウォーレンからフレットを三角にして欲しいというリクエストがありました(通常は丸い:図参照)。現在は三角のフレットが既製品でありますが、当時はなかったため、Performance Guitarで削った手作りの物でした。これは当時他は誰もしておらず、ウォーレン独自のアイデアでした。
  • 三角フレットにすると、押さえやすく、サウンドがはっきりした音になり、チューニングがしやすいという利点があります。
    Triangle Fret (断面図)
    A: 通常のフレット
    B: 三角フレット
【ビッグブロック Big Block】
(写真上)
左: 通常のブロックのついたFloydRose
右: ビッグブロック
  • ウォーレンはブリッジにフロイドローズを使っていましたが、通常のブリッジと比較するとサスティーン(音の延び)効果が減少したり、中・低音のロスなどの欠点がありました。
  • その欠点を補う方法をウォーレンとPerformance Guitarで一緒に考え、開発されたのがビッグブロックです。ブロックを大きく(フロイドローズのブロックの体積・重量2倍)し、ベルメタルという教会の鐘などに使用されている素材を材料に採用しました。
  • 一番最初の試行錯誤しつつの試作品は、ストラトキャスターの真鍮製のブロックを改造して作り上げた物です。
  • これによってサスティーン効果を保つことができ、中・低音のロスも防げるようになりました。
  • ビッグブロックもウォーレン独自のアイデアで、パフォーマンスギターでのみ扱われています。

その他こぼれ話
  • ハワイアンコアギターはウォーレンがホワイトスネイクのツアーをヘルプしていた時に使用していました。バックアップ用に同様のギターを作ったのですが、そちらの方が気に入りメインに使うようになりました。上の写真はその2本目のギターで現在も使用している物です。
  • Warren head一番初めに作ったギターはヘッドの形もちょっと違っています。(右の写真参照)これはウォーレンがその場で描いたスケッチを元に作られたものです。後に普通のヘッドに付け替えられました。
このギターをウォーレン用に作った後
しばらくハワイアン・コア材にハマりました。

- Yas Yokote (Performance Guitar) -