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Snake Skin
2本目はウォーレンのトレードマークともいえるスネイク・スキン・ギターです。初期の派手なペイントのギターに加え、この蛇皮をはるという斬新なアイディアのギターは、ギターキッズの間で大人気となりました。右の写真は、最初に世に出たスネイク・スキン・ギターで、その後にも何本か作られています。一番新しいスネイク・スキン・ギターは、バグス・バニーギターと共に、現在ショウで毎回使用されるメインのギターの1本になっています。
Snake Skin 1

制作時期

1985年12月

ボディ

アルダー

ネック

メイプル

フィンガーボード

メイプル

ピックアップ

F:なし
M
なし
R
セイモア・ダンカン JB

ブリッジ

フロイドローズ

きっかけ

一番初め、ウォーレンはシャーベル/ジャクソンの塗装済みの白いギターに蛇皮をはるように依頼しました。Performance Guitarの須貝さんが、そのギターの前面に蛇皮をはり、その後シャーベル/ジャクソンで上からクリアペイントを施しました。しかし、上からかけたクリアペイントのため蛇皮本来の感触が損なわれていたこと、またボディの前面にしか蛇皮がはってなかったことなどから、ウォーレンはPerformance Guitarのボディとネックを使い、全面蛇皮張り&コートをかけない仕様でギターを再度依頼しました。そうして出来上がったのが、わたしたちが最初に目にした上の写真のスネイク・スキン・ギターです。

特徴
  • ギターとしては、コルセアモデルのフランクザッパスタイル(コルセアのページ参照)。ただし、シングルハムバッカー(リア・ピックアップ)です。
  • 動物の革(皮)をはったギターの例としては、カントリーウェスタンのミュージシャンがテレキャスターに牛革をはっている物があり、大抵ボディの側面で縫い合わせる形になっています。ウォーレンはそれが好きでなかったため、前面・後面に蛇皮をはった後、側面をはって、つなぎ目を隠すように製作されています。
  • 最初のスネイク・スキン・ギターにはられている皮は、パイソンという蛇のものです。
  • 蛇皮は下塗りをしたボディの上に、ウォーターベースののりではってあります。濡れた状態ではった皮が後に乾いて収縮するため、独特の音が出るようになります。これは昔の太鼓の革はりの技術と同じです。このスネイク・スキン・ギターは音が良く、最初はウォーレンもどうしてこのギターだけ音が違うのかわからなかったそうです。
その他こぼれ話
  • Performance Guitarに製作の依頼があったのは1985年12月の初めでクリスマス前には欲しいと言うことでした。ボディとネックはできていたものの、蛇皮はりと組み立てにかけられる時間は3週間弱しかありませんでした。
  • ウォーレンは、このギターができあがるまで、何度も間に合うように念を押していたそうです。クリスマスの1週間ほど前、ウォーレンはフランス産のいいワインをクリスマスプレゼントにもってきてくれたそうですが、その時もギターの仕上げの念押しをすることを忘れなかったそうです。(爆)
  • 厳しい締め切りに間に合わせるため、このギターを担当された須貝さんは、まだ幼い娘さんを背負ってあやしながらギターを製作したそうです。その娘さんも今は大学生だそうです。



Warren & Snake Skin 現在ウォーレンがメインで使っているスネイク・スキン・ギター(左写真)は1992年に初代のスネイク・スキン・ギターのバックアップ用に作った物です。ボディやネック、フィンガーボードなどの素材、ピックアップやブリッジの仕様は上に書いてあるものと全く同じになっています。

(Lay It Downのビデオでウォーレンが使っている水玉模様のアナコンダの皮のギターは、Performance製ではないそうで資料がありません。)

締め切りまでにスネイク・スキン・ギターを仕上げるために
何日も徹夜をしたことをよく憶えています。
今ではいい思い出です。(笑)

- Kuni Sugai (Performance Guitar) -